まず、「セロトニン」って?
オーケストラで例えるならば、セロトニンは脳内で「指揮者」の役目をしている物質です。
脳には、思考系・感情系・伝達系・理解系・運動系・聴覚系・視覚系・記憶系などのグループがあります。これらのグループがオーケストラでいう各パートなら、セロトニンはまさに指揮者。どんなにいい演奏者がいてもセロトニンが指揮をしないと、いい演奏は始まらないということです。
ちなみに、抗うつ剤はセロトニンが疑似的に増えたような状態にする薬。セロトニンが過度に不足すると、うつ病などの精神疾患になってしまいます。
このセロトニンを、薬の力を頼らずに自分の力で増やして元気になる。
それが、DRUMZONEが運営するセロトニンドラムサークルの目的です。
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Point.01 目覚めをよくする
セロトニンが活性化していると、朝の目覚めがよくなります。
また、セロトニンは睡眠を促すメラトニンのもとにもなるため、寝つきも改善されます。そして、老化を進行させる活性酵素を除去する働きもあるため、老化防止にもつながるのです。
セロトニンが活性化していれば、睡眠の質が上がり、老けにくい。反対に減少すれば、目覚めも寝つきも悪く老けやすい、ということになります。 -
Point.02 自律神経を整える
自律神経とは、身体を活動的にする交感神経と、身体をリラックスさせ回復に導く副交感神経とで成り立っています。心拍・呼吸・血圧・体温調整・消化吸収・発汗など、無意識に身体を調整している生命維持装置ともいえる機能です。
自律神経が乱れるとさまざまな不調が現れます。その症状は漠然としているため、医師に相談しても「とりあえず休養するように」といわれるだけ、というケースも多いようです。
セロトニンは、この交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれます。セロトニンが活性化していれば自律神経が正常に働き、心身の調子がよくなります。 -
Point.03 心を安定させる
人間はストレスに対して頑張ろうとするとき、「ストレスホルモン」が分泌され、ストレスに対応できる仕組みになっています。このストレスホルモンが過剰に分泌されると、強い苛立ちを憶えたり、パニック障害・うつ病などの精神疾患になってしまいます。
そして、やる気ホルモンであるドーパミンは、これも大切なホルモンではあるものの、過剰に分泌されると依存状態になってしまいます。 -
Point.04 姿勢筋を維持する
セロトニンは重力に対抗する、抗重力筋を活性化させています。
セロトニンが活性化していると、身体がシャキッとする。反対に減少すると、筋肉が重力に負け、身体・顔つきがトロンとする、ということになります。 -
Point.05 痛みを調整する
セロトニンは、脳内の痛みに関わる領域も調整しています。セロトニンが活性化していると、無駄な痛みがない。減少すると、原因がないのに痛いということも起こりえます。
たとえば、腰痛の原因の一つに「セロトニン欠乏症」があります。
整形外科などでレントゲンを撮っても原因がない場合、セロトニンを擬似的に増やす、抗うつ剤が処方されるケースもあるようです。 -
Point.06 セロトニンの増やし方
この大切なセロトニンを増やす方法は、とってもシンプルです!
●1日30分程度の日光浴
●集中したリズム運動
●肌感覚のスキンシップ
この3つに加えて抗うつ剤もありますが、薬で安易に増やすと、ただでさえセロトニンを十分に生成できなかった脳が、「セロトニンはつくらなくても大丈夫だ」と勘違いし、余計につくらなくなってしまう。
そうして、薬に依存しやすくなる、といった説もあるようです。
セロトニンドラムサークルでは、正しい知識を持った講師が、自分でセロトニンを増やすための方法をレクチャーしています。